隠れ脱水
皆さん、こんにちは。
院長の北風です。
今回は「隠れ脱水」についてご紹介します。
脱水症は進行するまで、これといった自覚のないことが特徴です。
「隠れ脱水」とは、脱水症になりかけているのに、本人や周囲もそれに気づかず、対処が取れていない状態をいいます。
簡単に「隠れ脱水」をチェックするには、次のような方法があります。
①爪の色です。爪を押して、色が白色からピンク色に戻るまでに3秒以上かかったら要注意。
②手の甲を摘んで皮膚が「富士山」のように盛り上がったまま、すぐに戻らない。
③尿の回数・色。おしっこの回数がいつもより少なく、色が濃い場合は、脱水や水分不足が疑われます。
ほかにも舌の赤みが強い、口の中が乾燥するなども、「隠れ脱水」の進行を示す兆候です。
これらの変化がみられたら、ただちに水分を補給してください。
おすすめは薬局で入手できる「経口補水液」です。
身体から水分が奪われていくと脱水症だけでなく、筋肉を硬くしてしまう原因にもなります。
普段から水は2.5ℓ程度を目安に補給しましょう。
なかなかこの量を補給するのは難しそうですが、水は身体の健康にとって必須です。
ぜひ、こまめな摂取を心がけてください。