梅雨
昔から「季節の変わり目にめまいがする」「天気が崩れる前は頭痛がする」など、気象の変化にともなう体調不良を「気象病」と呼んでいます。
天候が変わりやすい春や低気圧が続く梅雨、台風の多い秋などは要注意です。
寒暖差や気圧の変動に順応しようと自律神経の一つである交感神経優位が続くと、エネルギー消費が増え、疲れやだるさを感じます。
自律神経には、身体を活動的にする交感神経とリラックスさせる副交感神経があり、2つがバランスをとり、臓器の働きを司っています。
この自律神経、自分の意思ではコントロールできず、わずかなストレスでもバランスが乱れてしまいます。
また、気圧の変化により耳の奥にある内耳も敏感に反応します。
内耳とは、中耳のさらに奥に位置し、三半規管や前庭など身体のバランスを保つ気管が集まっている部分です。
内耳が感じ取った気圧の変動などの情報は、内耳の前庭神経を通って脳に伝達され、自律神経はストレス反応を示し、交感神経が興奮状態になります。
その結果、痛みに過敏になります。
梅雨明けまでの日々、寒暖差や気圧の変化で体調がすぐれない日もあるでしょうが、当院の頭蓋調整で調子のいい日常をつくっていきましょう。