肩の痛み

肩というのは、関節にすべてがはまっているわけではありません。部分的に筋肉と靭帯などによってひきあげられている状態のため、筋肉がかたくなると動きが悪くなります。
正しい位置に関節がないと負担がかかり、ゴリゴリと違和感を感じたり、関節の筋肉を傷めたりすることも。

四十肩、五十肩といわれる症状は、高いところにあるものをとるなど、いつもと違う動作をすることで痛めてしまうケースがあります。炎症のため、違和感を感じた後、放っておくと悪化していきます。肩に異変を感じたら、すぐに治療をすることが大切。痛めてからの時間で改善される期間も大きく変わってくるので、小さな痛みのサインを見逃さないようにしましょう。肩があがらない、動きが悪いといった症状はもちろん、ズボンがはけない、髪の毛がセットできない、エプロンを結ぶのがつらい、夜が痛くて眠れないなど日常生活の動作にも大きく支障がでてきてしまいます。

関節からアプローチする場合、正しい位置に持っていくことで、動きをスムーズにします。筋肉に関していえば、動きの悪い部分をしっかりと動くように改善していきます。
また、肩だけでなく、からだ全体をみることも大切。肩が下がっているなど、肩周辺に原因がある場合は、状態をみて施術します。

肩に痛みを感じやすいのは、猫背や日常的に肩を動かす範囲が狭い方。意識して、適度な運動を取り入れることが大切です。
若い方は、スポーツなどによる肩の使い過ぎに注意しましょう。